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脂質異常症

脂質異常症

〜コレステロールが高い、中性脂肪が高い方〜

通常、健康な人の血液検査を行うとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)は140mg/dl未満、HDLコレステロール(善玉コレステロール)は40mg/dl以上、トリグセリド(TG/中性脂肪)は150mg/dl未満です。この3つのうちのいずれかが、その範囲を越えてしまった状態のことを「脂質異常症と呼びます。

(かつては「高脂血症」と呼ばれていましたが、善玉のコレステロールだけ値が大きい方が良いので呼び方が相応しくないとされ、現在は「脂質異常症」と呼ばれるのが一般的です。)

脂質異常症による合併症

基本的に血液検査で脂質異常症と言われても単にそれだけでは症状は出ません。ただし放置していると合併症を引き起こします。脂質の値が高いと何が良くないかというと、動脈硬化が進行してしまいます。動脈硬化とは、血管が硬くなることで血液の流れが悪くなり、心臓の血液の流れが悪くなれば心筋梗塞や狭心症、脳の血液の流れが悪くなれば脳梗塞などといった病気になりやすくなります。脂質異常症の症状が現時点でなくても、合併症の動脈硬化が進行して脳梗塞や心筋梗塞が発症すると、生活の質が下がったり、時には命を脅かすこととなります。

脂質異常症の治療

◆生活習慣改善

まずは食事療法(食生活を見直すこと)になります。

基本的には、1日3食規則正しくご飯を食べて、間食や夜食を減らし、1回の食事の量を腹8分目にすることなどが重要です。中性脂肪が高い方は糖質を多く含んでいる食べ物やお酒の飲み過ぎには注意が必要です。悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高い方は卵黄やお菓子、脂肪の多いお肉、バターやチーズなどの乳脂肪分に注意が必要です。

このような食事療法を行った上で、体重が増えすぎないようにし、運動を定期的に行ったり、タバコをやめるなどの生活改善を行ってください。

 

◆薬物療法

生活習慣の改善を一生懸命行っても、なかなか期待した通りに血液検査の値が良くならないこともあります。そういった場合には、必要に応じて脂質を下げるお薬を使うことになります。お薬にはコレステロールを下げる薬、中性脂肪を下げる薬があり、その中でも様々なタイプがありますので、患者様の病態に合わせてお薬を選択する必要があります。

 

治療目標

脂質異常症の治療の目標ですが、もちろん血液検査でわかる中性脂肪や悪玉コレステロールの値を下げることではありますが、1番の目標は"合併症である動脈硬化をいかに進ませないか"になります。この動脈硬化の進みやすさについては、患者様の「喫煙の有無」、「高血圧の有無」、「糖尿病の有無」、「御家族に若くして狭心症や心筋梗塞となった方がいるか」などの条件によって変わってきますので、これらをしっかり確認したうえで悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の目標値を決めます。

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