【例年より1ヶ月早く花粉飛散】東京都でも早めの花粉症対策を!【内科専門医が解説】
東京都でスギ花粉が観測されました
東京都は「2025年1月8日からスギ花粉の飛散が始まった」と発表しました。これは1985年の調査開始以来、最も早い飛散だそうです。この発表を受け、このページでは日本内科学会認定内科専門医が2025年度の東京都における花粉症対策についてわかりやすく解説いたします。
例年はいつから?
スギ花粉の飛散は例年は2月上旬から中旬であり、2025年は例年より1カ月ほど早いことになります。
東京都中央区でも花粉症の患者さんが増えています
東京都中央区にある当院でも、2025年1月初頭から花粉症の症状(鼻水、くしゃみ、目のかゆみ)を訴える患者さんが相次いで訪れています。
東京都が花粉対策を呼びかけ
1月下旬からは気温があがり花粉の飛散がさらに増える見込みのため、東京都は花粉症の予防対策を早めに行うよう呼びかけています。
花粉症対策について
花粉症の対策を以下に簡単にまとめました。
外出時の対策
・花粉の飛散が多い時間帯(昼間)を避ける
・マスクやメガネを着用して花粉の侵入を防ぐ
・コートなどの服を着て、屋外からの花粉を持ち帰らない工夫をする
室内の対策
・窓を閉めて花粉を遮断する
・空気清浄機を使用して室内の花粉を除去する
・定期的に掃除を行い、花粉を取り除く
体のケア
・花粉症のシーズン前から予防薬を使用する
・食生活に気をつけ、ビタミンCやDを含む食材を積極的に摂取する
・十分な睡眠と規則正しい生活を心がける
その他の対策
・鼻うがいや洗顔で花粉を落とす
・症状がひどい場合は医師に相談し必要な治療を受ける
花粉症の治療も"早め"が肝心
花粉症の治療も早めが肝心です。あまり知られていませんが、花粉症は症状が悪化してから治療ではなく、花粉の飛散が始まったうちから治療を行っておくと、花粉飛散ピーク時の症状を軽くすることができます。東京都にお住みの方はそろそろ対策や治療を始めることをお勧めいたします。
最後に
例年以上の花粉の飛散が予想され、飛散が迫った今がまさに治療の開始タイミングと考えられます。東京都中央区日本橋人形町・水天宮前にある当院外来でも日本内科学会認定の内科専門医による花粉症の診断・治療を行っています。どうぞお気軽にご相談ください。
中央区日本橋人形町1-12-11
玉寄クリニック
執筆・監修: 内科専門医 玉寄皓大