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【2026年版】中央区の帯状疱疹ワクチン/任意接種助成終了後の制度を、対象者・費用・受け方までわかりやすく解説

[2026.04.05]

中央区の帯状疱疹ワクチン|2026年の定期接種・対象年齢・費用をわかりやすく解説

中央区では、これまで行われていた帯状疱疹ワクチンの任意接種費用助成が、2026年3月31日で終了しました。一方で、2026年4月1日からは定期予防接種が実施されています。 

 

この制度変更により、

 

「助成が終わったなら、もう受けられないのですか」

「自分は定期接種の対象ですか」

「65歳を過ぎていたら、いつでも対象ですか」

「自費だといくらくらいかかるのですか」

といったご質問が増えています。

 

そこで本ページでは、中央区民の方がこの1ページで判断できることを目指して、制度を整理してご案内します。制度の補足として、当院での接種対応についても最後にご案内します。 

 

まず最初にここだけご確認ください

2026年度の中央区の帯状疱疹ワクチンは、次の4点を押さえると全体が分かりやすくなります。  

1.任意接種の助成は終了しました。

2026年3月31日で終了しています。 

 

2.ただし、定期接種は始まっています。

2026年4月1日から2027年3月31日まで、中央区の定期予防接種として実施されています。

 

3.誰でも公費で受けられるわけではありません。

その年度に決められた対象者だけが、公費で接種できます。 

 

4.対象外の方も、接種そのものは可能です。

その場合は、自費で受ける形になります。中央区の助成は終了していますが、接種の選択肢自体がなくなったわけではありません。

 

一番大切なポイント

「65歳以上ならずっと対象」ではありません

 

ここが、最も誤解されやすいところです。

 

中央区の帯状疱疹ワクチンの定期接種は、

“65歳以上の方がいつでも受けられる制度”ではありません。

 

そうではなく、その年度に決められた年齢になる方が対象です。

 

2026年度の中央区では、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方が対象です。さらに、60歳から64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害で身体障害者手帳1級の方も対象です。 

 

たとえば、

  • 2026年度に65歳になる方は対象です
  • 2026年度に70歳になる方も対象です
  • 2026年度に66歳になる方は、原則として対象ではありません

という理解になります。 

 

つまり、

「65歳を過ぎているから対象」ではなく、

今年その対象年齢になるかどうか」で決まる制度です。 

 

定期接種の対象かどうかの見分け方

いちばん簡単な見分け方は、2026年度に自分が何歳になるかを確認することです。次の年齢になる方は、中央区の定期接種の対象です。

 

  • 65歳
  • 70歳
  • 75歳
  • 80歳
  • 85歳
  • 90歳
  • 95歳
  • 100歳

 

また、60歳から64歳の方で、一定の免疫機能障害がある場合も対象です。  これに当てはまらなければ、2026年度の中央区の定期接種の対象ではありません。ただし、その場合でも自費での接種は可能です。  

 

生年月日で確認したい方へ

中央区では、生年月日ごとに確認できる「帯状疱疹定期予防接種及び経過措置対象者一覧表」が公表されています。生年月日から確認したい方は、以下の表をご覧ください。

 

ただし、実際には、「今年、自分が何歳になるか」で考える方が分かりやすく、間違いが少ないと思います。

 

任意接種助成は、どう変わったのですか

中央区では、2025年度までは50歳から64歳の中央区民で、一定の条件を満たす方に対して、帯状疱疹ワクチンの任意接種費用を一部助成していました。

 

ただしこの制度は、帯状疱疹ワクチンが予防接種法上の定期予防接種に位置付けられたことに伴い、2026年3月31日で終了しました 

つまり、以前は「50〜64歳の方への任意接種助成」がありましたが、現在は「その年度の対象年齢の方への定期接種のみ」に変わった、と理解すると分かりやすいです。 

 

定期接種の費用はいくらですか

中央区の2026年度の定期接種の自己負担額は、次のとおりです。

 

・水痘ワクチン(生ワクチン/ビケン) 

:4,000円

・不活化ワクチン(シングリックス)

:1回あたり10,000円

 

シングリックスは2回接種ですので、定期接種の対象者でも、自己負担は合計20,000円になります。なお、生活保護を受けている方、中国残留邦人等に対する支援給付を受けている方は無料です。

 

どのワクチンを選べばよいですか

中央区の定期接種で使われる帯状疱疹ワクチンには、主に2種類あります。

 

ひとつは生ワクチン(ビケン)で、1回接種です。もうひとつは不活化ワクチン(シングリックス)で、2回接種です。シングリックスは、2か月以上6か月以内の間隔をおいて2回接種することになっています。 

 

一般の方が迷いやすいところですが、実際には、

  • 1回で終わるのが生ワクチン
  • 2回必要だが、現在広く選ばれているのはシングリックス

という理解でよいと思います。

 

中央区も、両方のワクチンを案内しています。 

 

シングリックスを希望する方が、特に注意すべきこと

中央区の定期接種では、シングリックスは2回接種です。そして、接種間隔は原則2か月以上必要です。そのため、2026年度内に2回とも終えるには、2027年1月31日までに1回目を受ける必要があります。中央区もその点を明記しています。

 

「対象だから安心」と思っていても、1回目が遅くなると、年度内に2回目まで終えられなくなる可能性があるからです。シングリックスを希望する方は、年明けを待たずに計画するのが安心です。  

 

予診票はどうすればよいですか

2026年度の対象者には、中央区から2026年3月末に予診票が発送されています。

 

もし、転入、転居、氏名変更、紛失などでお手元にない場合は、健康推進課予防接種担当に電話または窓口で申請することで再交付が可能です。電話申請は郵送で最大10営業日、窓口申請は原則当日交付です。 

 

また、有効期限を過ぎると、定期予防接種として扱われず全額自己負担になります。 

 

対象であっても、予診票がなく、期限も過ぎてしまえば、公費では受けられません。 

 

どこで受けられますか

中央区の定期接種は、中央区内の実施医療機関のほか、東京23区内の定期予防接種実施医療機関でも、中央区が交付した予診票を使って受けることができます。いっぽうで、東京23区の実施医療機関以外で受ける場合は全額自己負担となります。 

 

中央区民であっても、「どこでも同じ条件で受けられる」わけではありません。接種を希望する医療機関が定期予防接種の実施医療機関かどうかを、事前に確認しておくことが大切です。 

 

そもそも帯状疱疹ワクチンはなぜ大切なのですか

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化によって起こる病気であり、皮膚症状が治った後にも痛みが残る帯状疱疹後神経痛があること、さらに50歳を境に発症率が急激に上昇し、70歳代で発症する方が最も多いと言われています。

 

50〜70歳代の方にとって、この病気は決して他人事ではありません。

 

「命に関わる病気ではないから後回し」と思われることもありますが、実際には、強い痛みが長く続くことで、睡眠、外出、仕事、家事など、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。

 

だからこそ、対象の方は定期接種の機会を逃さないことが大切ですし、対象外の方も、自費での予防接種を前向きに検討する価値があります。

 

よくあるご質問

Q).助成は終わったのに、定期接種はあるのですか

A).はい。任意接種の助成は2026年3月31日で終了しましたが、2026年4月1日から定期接種が実施されています。両者は別の制度です。 

 

Q).65歳以上なら、いつでも公費で受けられますか

A).いいえ。その年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方が対象です。「65歳以上だからずっと対象」という制度ではありません。 

 

Q).去年65歳でした。今年66歳ですが対象ですか

A).原則として対象ではありません。定期接種は、その対象年齢になる年度に受ける仕組みです。 

 

Q).予診票をなくしました。どうすればよいですか

A).中央区で再交付が可能です。電話申請または窓口申請ができます。電話は郵送で最大10営業日、窓口は原則当日交付です。 

 

Q).中央区外の病院でも受けられますか

A).東京23区内の定期予防接種実施医療機関であれば、中央区の予診票を使って受けられます。ただし、23区の実施医療機関以外では全額自己負担となります。 

 

Q).定期接種の対象外ですが、接種する意味はありますか

A).あります。中央区も、帯状疱疹は50歳を境に増え、70歳代で最も多いと案内しています。対象外でも、自費で予防接種を検討する価値は十分あります。 

 

Q).過去に帯状疱疹ワクチンを打ったことがあります。今回も対象ですか。

A).原則として、過去に帯状疱疹の予防接種が完了している方は定期予防接種の対象外です。ただし、医師が必要と認める場合は対象となることがあると中央区は案内しています。 

 

当院での帯状疱疹ワクチン接種について

玉寄クリニックでは、帯状疱疹ワクチンについて自費および中央区の定期予防接種のどちらにも対応しています。

 

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)

※シングリックスは通常2回接種です。

区分 税込料金(1回) 備考
自費 22,000円
(中央区)定期 10,000円 該当の予診票をお持ちください

▶︎関連記事:新しい帯状疱疹ワクチンシングリックスについて【内科専門医が解説】

 

水痘ワクチン(生ワクチン)
区分 税込料金 備考
自費 8,800円
(中央区)定期 4,000円 該当の予診票をお持ちください
 

中央区の公費対象の方は、区が発行した予診票の持参が必要です。

 

また、ワクチンは原則予約制です。 

 

▶︎予防接種

 

最後に

中央区の帯状疱疹ワクチン制度は、内容そのものは決して難解ではありません。ただ、「任意助成の終了」と「定期接種の開始」が同時に起きているため、分かりにくく感じやすいのだと思います。 

 

大切なのは、次の4点です。

  1. 任意接種の助成は終わったが、定期接種は続いていること
  2. 定期接種は今年度、自分が対象年齢になるかどうかで判断すること
  3. 対象の方は、予診票と接種時期を逃さないこと
  4. 対象年齢ではない方も自費では打てるということ

 

当院でも、中央区の定期接種・自費接種のいずれにも対応しておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。  

 

著者・監修紹介: 

人形町 水天宮 内科クリニック 医師

 

玉寄クリニック副院長

玉寄 皓大(たまよせあきひろ)

  • 日本内科学会認定 内科専門医
  • 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医
  • 日本内分泌学会認定 内分泌代謝科専門医

東京大学病院・聖路加国際病院で研鑽を積んだ内科専門医。現在は中央区日本橋にて、地域の皆さまに「わかりやすく噛み砕いた説明」と「安心できる医療」を届けることを大切にしています。地域のかかりつけ医として、ワクチン接種を通じて皆さまの健康を守ります。

 

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