インフルエンザワクチンはいつ打つべき?効果と時期を内科専門医が解説|【中央区日本橋の玉寄クリニック】
インフルエンザ予防接種いつ打つのがベスト?効果と時期を解説
2025年度のインフルエンザ予防接種は、玉寄クリニック(中央区日本橋人形町)にて、10月1日より開始しています。
「インフルエンザワクチンって本当に効くの?」
「特に打つべきなのはどんな人?」
「いつ打つのがベスト?」
そんな疑問に、厚生労働省の公式見解をもとに日本内科学会認定内科専門医がやさしくお答えします。
インフルエンザとは?
インフルエンザは、毎年冬に流行する感染症で、38℃以上の高熱・関節痛・筋肉痛・倦怠感などの症状を伴います。
単なる風邪とは異なり、肺炎・脳症・心不全などの重い合併症を引き起こすことがあります。特に高齢者や糖尿病・高血圧などの持病がある方は重症化のリスクが高く、早めの対策が重要です。
インフルエンザワクチンの効果
ワクチンを打つと、ウイルスに対する「抗体」が体の中にでき、感染しても症状が軽く済みます。厚生労働省によると、ワクチンの主な効果は3つです。
- 発症を抑える効果:接種により「発症率」が下がる
- 重症化を防ぐ効果:入院や死亡のリスクを大幅に減らす
- 感染拡大を防ぐ効果:家庭や職場などでの集団感染を防ぐ
つまり、ワクチンは「自分のため」だけでなく「周りの人のため」にも意味があるのです。
年齢別の効果
小児・若年層では
小児では、発症を約60%減らすことが報告されています。さらに、学校や保育園などでの集団感染を抑える効果があり、家庭内での感染拡大防止にもつながります。
高齢者では
高齢者では、発症を34-55%抑制し、死亡を82%減らすという調査結果があります。体力や免疫が低下している方ほどワクチンの恩恵が大きいとされており、「重症化予防」の観点から最も重要な層といえます。
効果が出るまでの時間と持続期間から考える予防接種のベストタイミング
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内容 |
目安 |
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効果が出るまで |
約2週間 |
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効果のピーク |
約1か月後 |
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効果の持続期間 |
約5か月間 |
抗体ができるまでに2週間かかるため、流行が始まる前に接種するのが最も効果的です。日本では例年、12月から3月が流行のピークです。したがって、10月から12月上旬までの接種が理想とされています。また、効果の持続は5ヶ月間のため、最も早い10月1日にワクチンを接種したとしても、流行のピークは十分にカバーできることもわかります。
特に接種をおすすめしたい方
厚生労働省では、以下の方々を「重症化リスクの高い層」として毎年の接種を推奨しています。
- 65歳以上の高齢者
- 糖尿病・高血圧・心疾患などの基礎疾患をお持ちの方
- 妊娠中または妊娠を予定している方
- 医療従事者や介護・教育関係など、人と接する機会が多い方
当院では、これらの方々にも安心して接種いただけるよう、内科専門医が原則2名常駐し、看護師も2名以上常駐することで、非予約制かつ待ち時間を最小限にした接種を行っています。
副反応と安全性
ワクチンによる副反応は多くの場合軽度で一時的です。
- 注射部位の赤み・腫れ・痛み(10-20%)
- 発熱・倦怠感・頭痛(5-10%)
- まれな重篤反応(強いアレルギーなど)
多くは1-2日で治まります。重い副反応(アレルギーなど)はまれですが、医療機関で適切に対応できます。
玉寄クリニックでの接種概要
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項目 |
内容 |
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接種開始日 |
2025年10月1日- |
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料金 |
4,400円(税込) |
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対象年齢 |
13歳以上 |
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助成制度 |
中央区助成対応(対象者は自己負担軽減) |
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予約 |
不要(当日接種可能) |
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コロナワクチンとの同時接種 |
可能 |
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所在地 |
東京都中央区日本橋人形町1丁目(人形町駅・水天宮前駅 徒歩約1分) |
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電話番号 |
03-3661-5555 |
当院の営業時間
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曜日 |
午前 |
午後 |
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月・火・水・金 |
9:00-12:30 |
14:30-18:00 |
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木・土(第1,3,4) |
9:00-12:30 |
休診 |
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日・祝・土(第2,5) |
休診 |
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よくある質問
Q. 毎年接種しないといけませんか?
→ はい。インフルエンザウイルスは毎年変異するため、その年の流行株に合わせてワクチンが更新されます。
Q. コロナワクチンと同時に打てますか?
→ はい。同日接種が可能です。コロナワクチンについてもご予約不要で対応します。
Q. 予約は必要ですか?
→ 予約不要で、診療時間内にお越しいただければ当日接種可能です。
Q. 接種当日にお風呂に入っていいですか?
→ 問題ありません。強くこすらずに入浴してください。
アクセスと地域対応
当院は 日本橋・人形町・水天宮前・小伝馬町・茅場町・馬喰町エリア からアクセス良好。お仕事の昼休みや帰宅途中にも立ち寄れる立地です。地域のかかりつけ医として、安心・迅速・専門的な予防接種を提供します。
最後に:早めの接種があなたと家族を守ります
インフルエンザは、流行が始まってからでは間に合いません。厚生労働省も「発症・重症化を防ぐために有効」と明言しています。内科専門医が常駐する当院で、あなたとご家族を守る一歩を早めに踏み出しましょう。
📍 東京都中央区日本橋人形町1-12-11-105
📞 03-3661-5555
▶ 当院のインフルエンザワクチン接種の詳細はこちら
▶ ご希望の方は「インフルエンザ薬による予防投与」も可能です
👉 インフルエンザ予防投与(内科専門医が解説)はこちら
著者紹介:
玉寄クリニック副院長
玉寄 皓大(たまよせあきひろ)
- 日本内科学会認定 内科専門医
- 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医
- 日本内分泌学会認定 内分泌代謝科専門医
東京大学病院・聖路加国際病院で研鑽を積んだ内科専門医。現在は中央区日本橋にて、地域の皆さまに「わかりやすい説明」と「安心できる医療」を届けることを大切にしています。地域のかかりつけ医として、予防接種を通じて皆さまの健康を守ります。
出典:厚生労働省「季節性インフルエンザワクチンについて」

