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糖尿病の内服薬

①スルホニル尿素薬(SU剤)

この薬剤は膵臓のβ細胞からインスリンの分泌を増やすお薬です。インスリンが足りなくなり、血糖が上昇した糖尿病の患者さんが服用すると、インスリンが分泌され、血糖値が下がります。食事をとらない場合は服用はしないでください。血糖のコントロールがよくなった場合、運動後や食事の時間が遅れたり、食事を抜いた場合に低血糖になることがあるので、外出時には砂糖やビスケットをお持ちください。食事療法、運動療法を守らずに服用すると、肥満をきたし、さらにインスリンが効きにくくなることがあります。腎機能障害や肝機能障害が重症な方には使用できません。

商品名:オイグルコン、ダオニール、グリミクロン、アマリールなど

②ビグアナイド薬

このお薬は主に肥満の方に用いられ、インスリンの効きをよくするものです。

主に肝臓に働いて肝臓からのブドウ糖の放出をおさえます。副作用に消化器症状(下痢など)があるため食後に服用するのが望ましいお薬です。

アルコールを大量に飲まれる方や腎機能が悪い方には使うことができません。肝臓や心機能が低下している場合も使うことができません。風邪などをひいて体調が悪いときや脱水の時は服用を中止してください。非常に稀ではありますが、重篤な合併症として乳酸アシドーシスという副作用があるため、体調がすぐれないときは当院にご連絡頂き、診察を受けてもらうようにしてください。

商品名:メトグルコ、グリコラン、メデット、メルビンなど

③αグルコシターゼ阻害薬

この薬物は食べものの吸収をゆるやかにし、ゆっくりと食べたのと同じような効果をもたらします。食べる直前に服用してください。小腸にある二糖類の分解酵素を阻害し、炭水化物の吸収を遅らせます。副作用として、おなかが張ったり、おならがでやすくなったり、下痢・便秘などの症状を認めることがあります。おなかの手術をしたことがある方は腸閉塞(イレウス)などの合併症があり、注意して服用することが必要です。また。稀ではありますが、肝機能障害の副作用も報告されています。低血糖時には砂糖などではなく、‘ブドウ糖’を摂取する必要がありますので、必ずブドウ糖を携帯するようにしてください。

商品名:ベイスン、グルコバイ、セイブルなど

④チアゾリジン薬

この薬剤は脂肪細胞に働いて、肥満の人のインスリンの効きを改善します。食事療法や運動療法をきちんと守っていないと、体重が増え、インスリンが効きにくくなります。腎機能障害、肝機能障害、心不全がある方には使用することができません。

商品名:アクトス

⑤速攻型インスリン分泌促進薬

この薬は膵臓β細胞に働いてインスリン分泌を増やします。食後のインスリン分泌がよくない人が使用します。この薬を服用するとすぐにインスリン分泌が増えるので食事の直前(食前10分以内)に服用してください。薬の効果は30分をピークとして60分くらいでなくなることがほとんどです。副作用として、低血糖をきたすことがあるので、砂糖やビスケットを持ち歩くようにしてください。

商品名:ファスティック、スターシス、グルファスト、シュアポストなど

 

 

DPP-4阻害薬

このお薬もインスリンの分泌を増やすことに加えて、血糖を上昇させるホルモンであるグルカゴンの分泌も抑えます。これまでのインスリンの分泌を増やすお薬とは異なり、血糖値が低いときにはインスリン分泌を増やすことがないため、低血糖を起こしにくいお薬です。ただし、ほかの薬と併用した際は低血糖を起こすこともあります。また副作用として体重増加をきたしにくいとも言われています。長期的には膵β細胞を保護する作用も期待がされています。副作用としては便秘などの消化器症状のほかに、急性膵炎や腸閉塞などがあります。

商品名:ジャヌビア、グラクティブ、エクア、スイニ―、テネリア、トラゼンタ、オングリザ、ネシーナ、ザファテック、マリゼブなど

SGLT2阻害薬

腎臓で血液がろ過されて尿が作られるときに、ほとんどの糖は体内に吸収され、基本的には健常な方は尿の中に糖が出ることはありません。このお薬は腎臓で再び吸収されるのを抑えて、過剰な糖を尿に出してしまうことで血糖値を下げる薬です。この薬は尿に糖を排出させるため、体重減少が起きることがあります。また、副作用として排尿回数が増えたり、尿量が増えたりすることがあります。尿の量が増えるので、脱水に注意が必要です。また、尿に糖が出るため、尿路感染にも注意が必要になる場合もあります。

商品名:フォシーガ、スーグラ、カナグル、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、ジャディアンスなど

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