【医師体験記】新型コロナウイルスワクチン接種1回目を終えて
新型コロナワクチン接種1回目を終えて
玉寄クリニック副院長の玉寄皓大です。
昨日、新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を終えました。以下はあくまで私個人の体験談にはなりますが、ご参考にして頂けると幸いです。
会場に着くと、まず体温、本日の体調、これまでかかった病気やアレルギー、予防接種での有害事象の有無などについて医師より問診を受けました。
ここまでは毎年受けているインフルエンザの予防接種と同じような流れでした。
問診を終えると、いよいよ注射です。
今回私が接種した新型コロナウイルスワクチンは「ファイザー社」のものでした。
接種量は0.3mlとインフルエンザのワクチン(0.5ml)と比較するとやや少量、ただしインフルエンザの予防接種(皮下注射)と違い、より深く刺す「筋肉注射」になるため多少緊張して臨みました。
注射部位は
"利き腕と反対側"の"肩(三角筋中央部)"です。
予想に反し、刺した瞬間は勿論、液体を注入している間もほぼ無痛。正直、打ったかどうかはっきりわからない程度でした。
接種が終わった後は1回目の接種証明書と接種後の注意書きの紙を貰い、15分間 アナフィラキシーなどの重い副反応が出ないかどうかを確認するため接種会場で待機しましたが、特に何も起こらず無事に会場を後にすることができました。
接種2日目の朝(接種から約18時間後)には、注射を打った左上腕に痛み(筋肉痛のような症状)が出現し、髪を洗ったり、高い所の物を取る等の左腕を挙げる動作がやや難しくなりましたが、注射部位に赤みが出たり腫れたりすることはなく、また発熱や倦怠感も認めず、仕事も通常通り行う事ができました。
当院のスタッフは私も含めて皆無事に1回目の接種を終えることができました。
スタッフに感想を聞いてみると、注射した瞬間の痛みに関しては個人差があるようでしたが、痛いと話していた人の方が少数でした。筋肉痛に関してはやはり翌日から3日目あたりがピークで、発熱を認めた者は1人もおらず、皆元気に仕事を行う事ができました。
3週間後に2回目の接種を行う予定です。
ファイザー社の海外臨床試験では1回目の接種よりも2回目、また高齢者よりも非高齢者の方が多く有害事象が起こりやすいと言われているようです。
今は医療従事者が先行してワクチンを打っている状況ですが、今後は高齢者や基礎疾患を有する方、そしてそれ以外の多くの方々に普及していくと思われます。
新型コロナウイルス感染症はワクチンだけで解決する問題ではないのは承知の上ですが、一日でも早く日常を取り戻せることを願っています。ご心配、ご不安なことがあれば、いつでもご相談ください。一緒に頑張りましょう。
(ワクチン接種証明書)
中央区日本橋人形町1-12-11
玉寄クリニック
副院長 玉寄皓大