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【インフルエンザ薬予防投与(内科専門医が解説)】

[2025.01.14]

インフルエンザ薬の予防投与

東京都中央区日本橋人形町にある当院ではインフルエンザの予防を目的とした抗インフルエンザ薬(タミフル、イナビルなど)の予防投与を自費診療でご提供しています。このページでは当院に所属する日本内科学会認定の内科専門医が抗インフルエンザ薬予防投与に関する詳細を解説いたします。

 

 

こんなことで困っていませんか?

・「家族や周りの人がインフルエンザにかかった」

・「受験を控えている」

・「大事な行事でどうしても休めない」

 

そのような時、抗インフルエンザ薬を予防的に飲むことで「インフルエンザの発症を防ぐことができる」ということをご存知でしょうか?

 

抗インフルエンザ薬は、厚生労働省からも予防的に内服することが効果・効能として認められています。

 

抗インフルエンザ薬予防投与について

抗インフルエンザウイルス薬の投与に関しては、厚生労働省の指針に基づき適切な使用が求められています。当院でも薬剤の必要性を慎重に検討し、適応者に予防投与を実施しております。なお、予防投与は全国どこの医療機関でも保険適応外(自費診療)となります。

 

使用薬剤

当院で推奨しております抗インフルエンザ薬は以下の2つです。

 

①タミフル(飲み薬)
②イナビル(吸入薬)

 

予防投与の費用

予防投与は"保険適応外"のため、自費でのご負担となります。

 

①初診料+診察料+処方箋料:4,400円
②薬局での薬剤費用:5,000-6,000円程度

 

当院では①のみ、院内薬局にて②の費用が発生いたします。診察料金と薬代を合わせて、1万円前後のご準備が必要です。

 

予防投与の開始時期

①インフルエンザ感染者に接触した場合

接触してから「48時間以内」に抗インフルエンザ薬を投与することが推奨されています。48時間を超えた場合、予防投与の有効性が証明されていないため、早めの対応をお勧めします。

 

②受験生など大事なイベント前の場合

大事なイベントの「1週間前」から開始するのが一般的です。

(例. 入試が2月1日であれば、1週間前の1月25日から薬を使い始めます)

 

薬を使ってから7-10日間効果が持続するので、1週間前に投与することが多いですが、投与のタイミングについては処方してもらう医師と相談して決めるのがベストです。

 

投与内容・量について

薬剤名 投与方法 投与回数 主な特徴
タミフル 経口 1日1回、10日間 長期間の予防効果
イナビル 吸入 1-2回のみ 簡便な投与方法

 

タミフルは長期間の予防に適していますが、連日の服用が必要です。イナビルは1-2回の吸入で済むため、服薬管理が容易です。予防薬の選択は、患者さんのご年齢や生活スタイルなども総合的に考慮して、医師が適切に判断します。効果的な予防のためには、医師の指示に従って正しく使用することが重要です。

 

予防投与の効果

抗インフルエンザ薬の予防内服による感染予防効果については、以下のようなデータが報告されています。

 

  • タミフル:家族内感染を約80%減少
  • イナビル:発症リスクを約90%低減

 

また予防内服はインフルエンザワクチン接種と併用することで、さらに高い予防効果を発揮します。以下の表は、ワクチンとの併用効果を示しています。

予防法 予防効果
ワクチンのみ 約60%
予防内服のみ 約70-90%
ワクチン+予防内服 約95%

 

このように、予防内服は単独でも高い効果を示しますが、ワクチンと組み合わせることで、より確実にインフルエンザを予防できる可能性が高まります。

 

まとめ

インフルエンザ薬の予防投与は、適切に活用すると感染リスクを大幅に低減することができます。中央区日本橋人形町にある当院でインフルエンザ薬予防投与を自費診療で行っておりますので、ご希望の方はお電話でお問合せください。

 

中央区日本橋人形町1-12-11

玉寄クリニック

執筆・監修:  内科専門医 玉寄皓大

 

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