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なぜ私は糖尿病診療に情熱を燃やすのか【糖尿病専門医として“日本橋の未来”に挑む理由】

[2025.05.06]

糖尿病専門医として“日本橋の未来”に挑む理由

こんにちは。中央区日本橋にある内科・糖尿病・内分泌の専門クリニックで副院長を務めている、糖尿病専門医の玉寄皓大です。

 

今回は少し、「なぜ私が糖尿病診療に力を入れているのか」、そして「なぜこの日本橋という場所で地域医療に取り組んでいるのか」について、私自身の経験を交えてお話しさせてください。

 

日本橋育ち-地域とともに歩んできた原点-

私はこの日本橋で育ちました。地元の中央区立城東小学校では、開校40周年の代表委員会会長(生徒会長)を務め、地域と学校をつなぐ式典や行事にも深く関わらせていただきました。また、小学生のころは人形町にあるSAPIX東京校に通い、中学受験に本気で取り組む毎日を送っていました。夜遅くまでの授業、山のような宿題、、、正直、楽な日々ではありませんでしたがそれ以上に「楽しかった」という記憶が強く残っています。なぜなら、そこには自分よりも遥かに優秀で、努力する仲間たちがいたからです。彼らと切磋琢磨し、励まし合った経験は、今の自分の土台になっています。私が“本気で努力することの価値”を最初に学んだのは、あのSAPIXでの日々でした。

 

 (私が通っていた2000年頃の城東小学校)

 

東大病院・聖路加で学んだ「糖尿病診療の本質」

私は医師になったあと、東京大学医学部附属病院と聖路加国際病院という日本の医学の最高峰の現場で、糖尿病診療を本格的に学びました。そこには、最新の研究成果と、高度な専門知識、そして何より「人の人生を守る医療とは何か」を日々突きつけられる現場がありました。その中で実感したのは、糖尿病は単なる「血糖の病気」ではなく、“人生全体に深く関わる病”だということです。

 

  •  目の病気(糖尿病網膜症)で仕事を続けられなくなった方
  •  腎不全(糖尿病性腎症)で透析を受けるようになった方
  • 足(糖尿病性足壊疽)を切断し、歩くことを失ってしまった方

 

その背景には、「もっと早く治療に向き合えていたら…」という患者さん自身の後悔が常にありました。

 

(聖路加国際病院内分泌代謝科での研修時に撮影/医師として糖尿病診療の本質と向き合った原点)

 

糖尿病専門医という“最高位の責任”

糖尿病専門医という資格は、糖尿病診療における最高位の専門資格です。取得には、日本糖尿病学会に認定された研修施設での長期研修、指導医による症例評価、筆記試験など厳しい基準をクリアする必要があります。

 

私自身も取得までの道のりでは、

  • 昼は外来・病棟で患者さんと向き合い
  • 夜は資料をまとめ、論文や症例を学び直し
  • 土日は学会やカンファレンスに参加し続けました

 

大変でしたが、患者さんの未来を本気で守るためには、それだけの知識や技術、そして責任が必要だと思っていました。だからこそ、今この資格を胸に、糖尿病と真摯に向き合い続けています。

 

地域でこそできる“人生に寄り添う医療”

大学病院では、重症化した患者さんと出会うことが多く、「もっと早く出会えていたら」と思うことが少なくありませんでした。糖尿病は、早期からの気づきと行動で未来が大きく変わる病気です。だから私は、地元・日本橋人形町の父のクリニックで、もっと早く・もっと身近に支える医療を届けたいと思ったのです。

 

ここでは、

  • 生活スタイルに合わせた食事・運動の提案
  • 血糖値や体重の変化を一緒に喜ぶ診療
  • 無理なく続けられる工夫を一緒に見つける

 

そんな血の通った医療が、可能になります。

 

血糖モニタリングで“見える医療”を

当院ではFreeStyleリブレを活用した「血糖モニタリング外来」を行っています。これは、持続的に血糖値を測定しながら、どの食事で血糖が上がるか・どんな行動で下がるかを一緒に“見える化”していく診療です。

 

 

ある患者さんはこう言いました。

 

「自分の血糖値を目で見たことで、生活への意識が変わった」

 

「知らなかっただけで、変えられることがこんなにあるんですね」

 

そんな小さな気づきの積み重ねが、未来の合併症を防ぐ一歩になるのです。

 

“日本橋で生きる”医師としての使命

私はこの街で育ち、学び、働いてきました。そして今、地元の皆さんの健康に携われることに、深い誇りと感謝を感じています。

  • お子さんやお孫さんの未来のために
  • ご自身の健康を見直すきっかけに
  • 不安をひとつずつ整理するために

 

そのお手伝いができることが、今の私の原動力です。

 

最後に|“日本橋から広がる医療”を目指して

糖尿病は、すぐに結果が出る病気ではありません。でも、「今どう向き合うか」が、5年後・10年後の人生を大きく左右する病気です。私はこれからも、この日本橋で、一人ひとりの人生に寄り添い、未来を支える医療を届けていきたいと思っています。そしていずれは、この街で培った知識と経験をもとに、日本橋の外にいる糖尿病患者さんたちにも、安心と気づきが届くような発信や医療活動を展開していきたいと考えています。

 

この街から、もっと遠くへ。

 

“日本橋発の医療”で、より多くの人の健康を支えることが、私のもうひとつの使命です。

どうか気になることがあれば、どんな些細なことでも、気軽にご相談ください。

 

あなたの健康が、あなたの未来をつくります。

 

 

日本糖尿病学会認定糖尿病専門医

玉寄クリニック副院長 玉寄皓大

 

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