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【新しい帯状疱疹ワクチン(シングリックス)に関して】

[2022.04.20]

当院では50歳以上の方を対象に、新しい帯状疱疹専用ワクチン(シングリックス)の接種を行っております。

帯状疱疹とは

帯状疱疹とは、水膨れを伴った赤い発疹が身体の片側に帯状に出る皮膚の病気です。発疹が出ている所に強い痛みを伴うことが多く、症状も3-4週間程度続くことがあります。

 

日本人成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体の中に潜んでいて、加齢などによる免疫力の低下が原因で80歳になるまでに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。

 

帯状疱疹の合併症

顔などに発疹が出来ると顔面神経麻痺や失明などの重い後遺症を残すことがあります。また、50歳以上で帯状疱疹になった約2割の方に、皮膚症状が治った後も「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる痛みが残ることがあります。

 

帯状疱疹のワクチン

帯状疱疹のワクチンは現在2種類存在します。

主にワクチンの種類、効果、接種回数、費用などに違いがあります。具体的には、従来の生ワクチンである「水痘ワクチン」、新たに開発された不活化ワクチンである「シングリックス」があります。

 

ワクチンの比較

  水痘ワクチン

シングリックス

接種回数 1回

2回

費用 8800円

22000円×2

種類 生ワクチン 不活化ワクチン
発症予防効果 約50% 約90%
神経痛予防効果 約60% 約90%
長期予防効果 約5年前後 少なくとも9年間

シングリックスは従来の水痘ワクチンと比べて2回接種が必要、かつ高価ではありますが、上の表からもお分かりの通り、以下の点で大きなメリットがあります。

 

①発症予防効果

②神経痛予防効果

③長期予防効果

 

日常の診療で帯状疱疹にかかってしまった患者様のお辛さを見ていると、50歳を越えている対象年齢の方にはおすすめしたいワクチンです。

 

シングリックスについて

  • 対象:50歳以上
  • 注射回数:2回
  • 接種料金:1回 22,000円(税込み)×2回接種

 

当院でもこのシングリックスを取り扱っております。上記2種類のワクチンのどちらを打てば良いか良くわからない方などは当院の医師にご相談ください。当院での予防接種の予約方法など詳細は以下をご参照ください。

 

 シングリックス(帯状疱疹ワクチン)

 

東京都中央区日本橋人形町1-12-11

玉寄クリニック 副院長 玉寄皓大 

 

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