血糖モニタリング外来とは？

血糖値の乱れは、健康に大きな影響を与えることをご存知ですか？ 食後の急激な血糖上昇(血糖スパイク)や、知らないうちに起こる低血糖は、糖尿病だけでなく、疲れやすさ・肥満・動脈硬化のリスクを高めます。

 

そこで開設したのが、当院の「血糖モニタリング外来」 です。これは、最新の持続血糖測定器 「FreeStyleリブレ2」 を用い、24時間の血糖変動を14日間可視化 し、糖尿病専門医の監修のもとで健康のチェックを行うプログラムです。

 

本記事では、リブレを活用した血糖モニタリングのメリットや、クリニックでの具体的な流れ、どんな方におすすめかを詳しく解説します。

 

1. 血糖値の乱れがもたらす健康リスクとは？

血糖スパイクの危険性

食後に急激に血糖値が上昇すると、インスリンが大量に分泌され、その後急降下することがあります。これが「血糖スパイク」です。血糖スパイクを繰り返すと…

• 眠くなる・集中力が低下する
• 肥満の原因になる（インスリンの働きで脂肪が蓄積しやすくなる）
• 動脈硬化のリスクが上がる

低血糖の危険性

低血糖は糖尿病患者さんだけでなく、健康な人にも起こることがあります。特に空腹時や運動後に血糖が急激に下がることがあり、以下の症状が現れます。

• めまい・ふらつき
• イライラしやすい
• 異常な空腹感

低血糖が頻繁に起こると、自律神経のバランスが乱れ、慢性的な疲れやストレスの原因にもなります。

 

2. 血糖モニタリング外来とは？

「血糖モニタリング外来」とは、最新の持続血糖測定器「FreeStyleリブレ」を使い、24時間の血糖変動を記録・分析するプログラムです。

 

従来の血糖測定とリブレの違い

	従来の測定器	リブレ
測定方法	指先から採血	センサー
痛み	あり	なし
測定頻度	1日に数回	24時間持続
データ管理	手動で記載	スマホで確認

このように、リブレを活用することで、痛みなく手軽に血糖をモニタリング できるようになります。

 

3. こんな人におすすめ！血糖モニタリング外来を受けるべき人

• 糖尿病で内服薬で治療している人
• 健康診断で「血糖値が高め」と言われた人
•  糖尿病予防をしたい人
• 食後に眠くなったり、集中力が落ちたりする人(＝血糖スパイク？)
• ダイエットをしたい人(血糖値の変動を知ることで効率的な減量が可能)
• 低血糖を感じやすい人(隠れ低血糖の発見に)
• どの食べものや運動で血糖が変動するか確認してみたい人

 

4. リブレでわかる！血糖スパイクと低血糖の発見

（1）食後の血糖スパイクのチェック

• どの食事で血糖が急上昇するかを把握

• 低GI食品を選ぶことで血糖値の乱れを防ぐ

 

（2）低血糖の発見

• 夜間や運動後に血糖が下がりすぎていないか確認

• 低血糖を防ぐための適切な食事・間食のアドバイスが可能

 

5. 血糖モニタリング外来の流れ

① クリニックでの初回診察・リブレ装着

• 腕に小さなセンサーを装着（痛みはほぼなし）

• すぐに日常生活を開始できる

 

② 14日間の血糖モニタリング

• スマホや専用リーダーで血糖値を記録

• 日常の食事や運動の影響を確認

 

③ データ解析 & 医師によるアドバイス

• 糖尿病専門医がデータを確認・分析

• 血糖コントロールのための食事・運動の提案

 

6. よくある質問（Q&A）

Q. リブレの装着は痛いですか？

➡ 装着時のチクッとした感覚は一瞬です、その後は全く痛くありません。

 

Q. お風呂や運動はできますか？

➡ はい。リブレは防水仕様なので、普段通りの生活が可能です。

 

Q. 健康な人でも利用できますか？

➡ もちろんです。血糖スパイクの確認やダイエット目的での利用も増えています。

 

7. まとめ

糖尿病専門医監修の「血糖モニタリング外来」で健康管理を始めましょう！リブレを活用すれば、自分の血糖値の変動をリアルタイムで把握し、適切な健康管理が可能 になります。「血糖モニタリング外来」 では、糖尿病専門医が監修 し、あなたの血糖データをもとに最適なアドバイスを提供します。

 

• 痛みなしで簡単に血糖マネジメント
• 糖尿病予防・ダイエット・健康維持に最適
• 専門医のサポートで安心して実践可能

 

「自分の血糖値が気になる」「糖尿病リスクを減らしたい」という方は、ぜひ一度クリニックの「血糖モニタリング外来」をご利用ください。

 

玉寄クリニック

糖尿病専門医　玉寄皓大