メニュー

低血糖について

[2020.07.12]

 当院ホームページをご覧頂きありがとうございます。玉寄クリニック 糖尿病内科医師 玉寄皓大です。今回は糖尿病の治療を行うにあたって大切な「低血糖」についてお話ししたいと思います。

 

低血糖とは

低血糖は、血糖値が正常よりも下がった時や血糖値の変動が大きい時に起こります。

 

低血糖が起こりやすい状況

◆インスリン注射を開始したときや治療を変更したとき

インスリンによる血糖の下がり方にも個人差があり、初めてインスリン注射を行う場合は想定よりも治療効果が出ることがあります。また、注射を始めたり、薬が追加されたりすることがあると生活習慣を見直そうとする傾向が多くなることから低血糖が起こりやすくなります。

 

◆食事のタイミングが遅れたとき

インスリン注射を打ったのにも関わらずなんらかの理由で食事が遅れると、低血糖が起こりやすくなります。

 

◆(体調不良などで)いつもより食事量が少ないとき

普段の食事量に合わせて治療薬の量は設定されているため、食事量が少ない場合は治療効果の方が強く出てしまうことがあります。

 

いつもより激しい運動を行ったとき

運動療法が糖尿病治療の柱となっているように、運動は血糖値を大きく下げます。いつもよりも激しく運動を行った場合は普段より血糖は必ず下がるので低血糖になりやすくなります。

 

お酒を飲んだとき

お酒を飲んだ翌日の朝などは血糖値が下がる傾向があります。

 

◆入浴

入浴すると基礎代謝が上がり血糖値が下がる傾向にがあります。

 

上記に挙げたような状況では低血糖が起こりやすくなりますので、特に注意しておくようにしましょう。

糖尿病治療薬の中では、インスリンやスルホニル尿素薬(アマリール、グリミクロンなど)などは血糖を下げる力が強く治療に有効である反面、低血糖が起こりやすいと言われています。

 

低血糖の症状 

動悸、冷や汗、手が震えるなどの症状から始まり、さらに血糖が下がると目のかすみや眠気、重症化すると意識レベルが低下し、けいれんを起こしたりすることもあります。

ここで注意したいことは、必ずしも症状が出現するわけではなく、御高齢の方や低血糖を繰り返している方だと症状が出にくくなり、自覚症状のないまま意識消失を起こすなど重症化することがあります。(無自覚性低血糖と呼びます)

 

低血糖の時の対応

もしその際何か作業をしたり、移動中であった場合、行っていることを一旦全てやめましょう。

作業を続けたり、移動中であると、仮に低血糖が進んで意識を失うと極めて危険な事態になることが予想されるため、まずは低血糖への対応を優先してください。

それでは肝心の低血糖への対応です。

まず手持ちのブドウ糖がある場合は、ブドウ糖10gを摂取しましょう。ブドウ糖が無い場合は、お砂糖を20g程度摂取するか、お砂糖を含むジュースを少なくとも150mlは飲むようにしましょう。お菓子やご飯などは消化+吸収までに時間がかかってしまうので、お砂糖やジュースの方が望ましいです。また、αグルコシダーゼ阻害薬(ベイスン、セイブルなど)を服用中の場合は、必ずブドウ糖を補給するようにしましょう。症状が続くする場合は、さらに繰り返し摂取してください。

まとめです。

 

・・・低血糖かな?と思ったら、

①ブドウ糖10g摂取

②お砂糖20g摂取

③糖を含んだジュース150ml以上飲む

 

また、意識レベルが低下するほどの低血糖をきたした場合は、上に書いた応急処置で症状が改善しても、再度症状が出現する場合がありますので、医療機関をすぐに受診しましょう。

 

最後に

低血糖になる原因は人によって異なります。自分の生活習慣を再度振り返って、主治医に相談してみましょう。そして低血糖をおこさないために、どのような時にどのような症状が現れるのかを把握しておき、低血糖が疑われる際には正しく対処できるようにしておきましょう。 

 

「あれは実は低血糖の症状だったのではないか?」

「低血糖を起こしているか調べて欲しい」

などなど、気になることやご不明な点がございましたらいつでも当院にご相談ください。

 

中央区日本橋人形町1-12-11

玉寄クリニック 

糖尿病内科 医師 玉寄皓大

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME